協議会について

はじめに

今まで私たち食品スーパーマーケット企業は、お客様により良い商品をお届けし、地域のライフラインの役割と豊かな食生活の提供に努めてまいりました。そのため、これまで各社がそれぞれ最も効率よく商品をお届けするための最適な物流システムを自社で構築してまいりました。 そのような中で、私たちは、益々厳しくなる環境問題も踏まえて 、更なる進化に向けて、各社が「競争」しながらも「協業」出来る分野があるのではないかという問題意識から、物流クレートの標準化事業を2009年(平成21年)にスタートいたしました。おかげさまで事業開始以来、順調に拡大、当初目標を達成して、現在も流通枚数が増え続けております。

これらの標準化の取り組みは、物流分野における標準クレート事業に留まらず、流通全体の生産性向上という観点から、情報システム分野における流通BMSの推進もあり、様々な分野における標準化の推進に取り組んでまいりました。これらの事業により コストの削減だけではなく、作業効率・配送効率なども改善し、より最新のシステムを共同・共通のプラットフォームとして活用できる環境を構築いたしました。今後とも流通全体の最適化を目指して、物流クレートの標準化・共有化について、クレートの所有、 数量管理および棚卸の在り方などを、より進化したシステムに見直しをしてまいります。

私たちは、この標準化事業の当初の基本理念でありますプラットフォームの共有、つまり「競争」しつつも必要な場合は「協業」するという考え方の下で、流通全体の生産性アップに資するような 、標準化・共有化事業をさらに継続して進めてまいります。 これからも、物流標準クレートを更に拡大すべく、常に変化するニーズに対応した仕組みを皆様にご提案してまいりますので、よろしくお願いいたします。

協議会について関連コンテンツ